てんこです。あまいろさん主催のTOP100禁止杯に参加しました。結果は3位と久しぶりに入賞できました。環境考察も実際の対戦も楽しかったです。
環境考察
使用可能な人形の中で、実際に使ったり使われたりして強そうだった人形をリスト化しました。他にも強い人形は当然いますが、思いついたものだけ載せました。全部の人形を考察するのは無理です。勘弁してください。評価基準としては単体で強いかどうかになります。

【S:対策必須 A:要警戒 B:強い C:対処法は考えておきたい D:環境上位には強め】
オレンジもさとりもDスタイルです。一応左右差は意識しています(左が強い)が、割と適当。
変なTier表になりました。以降は一部の人形をピックアップして考察します。
個別考察
Aちぇん

起点作成要員や受け人形をハメられる人形。また、気分屋の迂闊な行動を許しません。Eユウゲンマガンのせいであらゆるところから音技が飛んでくるのも、Aちぇんにとっては追い風になっています。(アビリティは逆風なのにね)
耐久が低いことや、先制技に抜群が多い(抜打、トリックスター、アクアソニック)ことが懸念点でしょうか。
Eメルラン

火力と技範囲、一定以上の素早さを全て備えており、トップメタ最有力候補の人形といっても良いでしょう。対策は必須ですが、積み技にブレイブソングや韋駄天があるため、受ける"だけ"の人形を対策枠にはしたくないところです。
Pわかさぎひめ

フェアリーダンスによる積みが強力なアタッカーです。アビリティ「吸音」のため、アップビートやエンカレッジでの行動制限が効かないのも強み。こいつに積まれて無双されて負けましたという展開は避けたいです。
Pこころ

アビリティ「千変万化」と広い技範囲によるカスタマイズ性が高い人形。見せあいの段階で集弾アタッカーか散弾アタッカーかが分からないのも厄介。とはいえ本環境はEユウゲンマガンへのヘイトが高いので、音技を自然に組み込める集弾ベースが中心と予想していました。
Pリリカ

Eメルランと似たステータスをしているので当然強い人形。Eメルランほどの技範囲は無いのが救いです。Eメルランと比べて、DかぐややEこすず(白)では止まらないことが長所。
Eメルラン以外の鋼鉄人形をいれるのであれば採用されるかもしれません。
Eユウゲンマガン

こいつはTierBにおきました。逆張りがしたかったのです。強力な音技を使える人形が本環境に多いと思っていたので、こいつを倒すだけならどうにでもなるという認識でした。どちらかというとEユウゲンマガン(以降Eマガンと表記)の裏にいる人形を意識して行動したいところ。
とはいえ無対策の相手をハメる性能はあるので油断は禁物。
Sナズーリン

貴重な鋼鉄集弾アタッカー。鋼鉄/大地/音の技範囲を持ち、帰燕やステルストラップ、チェンジリングもあるので便利な人形です。ランダムマッチで割と見たので、できることは頭にいれておきたいと思っていました。
Eりか

大真面目です。Aの種族値が140もあるので、こだわりリング+トリックスターでAちぇんやEメルラン、Pリリカあたりを縛れる*1のが強みです。うっすら舐められているので、役割対象のアタッカーが突っ込んでくるのも良いですね。PえいきもストショでEメルランを縛れますが、あちらは舐められないので。
ちなみに、技範囲は狭いを通り越して無です。気合で何とかしましょう。
なお、Eメルランと鋼鉄属性が被っているので採用は見送りました。今大会だけ歪単属性にならないか?
構築経緯
1.初めに構築の軸を検討したところ、火力と技範囲、一定以上の素早さを持っているEメルランが軸としてふさわしいと思い、採用しました。

最初は黒いチョーカーを持たせたアタッカーで考えていましたが、実際にランダムマッチで使用すると、火力と素早さがもう少し欲しいと感じました。
2.上記で出た素早さの課題を解決するためにバインドトラップ(以降バイトラ)を使うことにしました。今回は火力補助とチョーカー潰しを兼ねられるステルストラップ(以降ステトラ)を使える点、相手の厄介なアビリティを「無効化」で消せる点を評価してEれんこを採用しました。

また火力面の課題に関しては、Eメルランの持ち物を藁人形にすることで解決を図りました。
3.Eれんこと闇属性人形が対面した時の引き先を確保したくなりました。使用可能人形の中で一番強そうかつ、選出画面での圧が高いことから、Eマガンを採用しました。

4.Eマガンが警戒されすぎて、知らないところから弱点を突かれることが容易に想像できたので、音技・毒技を逆に起点にできるAちぇんを採用しました。

5.ここまでの4体で基本軸は固まったので、残りの2体は補完枠になります。壁構築(特にPわかさぎひめ)の対策は必要だと感じていたので、アビリティ「浸透戦術」を持っているPエリスを採用しました。

汎用的な集弾アタッカーとしての運用も可能な点やPわかさぎひめを毒技で倒せる点を鑑みた形になります。
6.酒宴ドランカー勢に隙を見せたくなかったので、アビリティ「活発」を持っているEふとを採用しました。

Eれんこ読みの初手闇属性人形に対し、Eふとを合わせることでアドバンテージを得られます。
構築が完成しました。この6体を見て最初に抱いた感想が「強そう(小並感)」だったので、構築名が「強そうスタン」になりました。

試運転
構築の大枠自体は約2週間前に完成していたので、ランダムマッチにちょくちょく潜っていましたが1つ問題がありました。それは「使用構築がばれる」ということです。そしてこの問題に対する答えは「使用構築を絞らせない」に落ち着きました。

使う予定の(ほぼ)無い構築を2つ追加!
本命の構築が見えるのは仕方ないので、Pリリカ軸とEぬえ軸の2つを追加で用意することで他参加者に構築を予想させない作戦です。この作戦に効果はあったのかは気になるところ。
ちなみに、Pリリカ軸は「Pリリカ、Pすみれこ、Dちゆり、Eコンガラ、Eめいら、Eかなこ」で、Eぬえ軸は「Aユウゲンマガン、Eぬえ、Pわかさぎひめ、Dさとり、Sすみれこ、Sりん」です。
Pリリカ軸とEぬえ軸に手ごたえがあれば変更も検討しました。しかし、Eメルラン軸の立ち回りの自由さから来る安定感と、構成する人形たちの強そうな顔から来る信頼感は越えられませんでした。こうして大会2日前に、使用するパーティをEメルラン軸に決めて提出しました。
Eメルラン軸にもきつい人形は存在するにはしましたが、人形6体の役割が固まっている以上、代役も思いつかなかったため、当たらないことで対策としていました。一応きつい人形の処理ルートも用意はできたので何とかなれの精神です。
PT紹介
Eれんこ

【配分】
H:振り切り
B:A130族の属性一致チェンジリング耐え
D:余り
【役割】
・起点作成
・アビリティ潰し
【詳細】
ステトラとバイトラを展開してもらいます。不一致の闇技程度であれば割と耐えるので、安定した仕事ができます。
残りの技2つは、自主退場用の死神の舞と、起点回避用のエンカレッジにしました。エンカレッジで相手の積み技やステトラを固定できると気持ち良いが、快感を求めすぎてしまうのが難点。
持ち物は解呪の符です。目の前の人形にバイトラを踏ませたいので退場勧告も考えましたが、アップビートを打たれた瞬間プランが崩壊するので、この持ち物になりました。Aちぇんの後投げに対しても有効なので良いのかなと思います。(エンカレッジを解呪の符で解除→死神の舞で自主退場の動きをとることで起点回避が可能)
選出率:3/5
Eメルラン

【配分】
C:振り切り
S:振り切り
【役割】
・構築の始点&エース
【詳細】
素早さをバイトラで補助し、火力は藁人形で補助しました。藁ウルトラハイトーンの火力は散防特化Eよりひめが乱数2発(50%)で落とせるほどで、安易な受けを許しません。
技構成は一致技2つと、Pわかさぎひめに対してゴリ押すためのポイズンボム、ミラー意識かつ命中安定かつ突貫の火力補正が乗るフラッシュオーバーです。
耐久は無いので、銀のかんざしで耐えて切り返されると辛いです。幸いにも技を耐えられることは無かったので良かったのですが。
大会では、この構築のエースとして素晴らしい働きをしてくれました。
選出率:3/5
Eユウゲンマガン

【配分】
H:16n-1
A:Eメルランをディストーションボムで確定1発
B:11n
S:ミラー意識で少しだけ
D上記調整の余り
【役割】
・闇技に対するクッション
・†Aちぇんの起点作成†
【詳細】
要警戒対象人形。この人形の真骨頂は相手の音技or毒技を誘発できる点にあります。特にEマガンはヘイトが高く、相手に迅速な処理を促すことができます。音技or毒技でEマガンが倒れる→Aちぇんの着地が理想的な動きになります。Eマガンの仕事は砕けることです。幻/歪属性かつ先制技を使えるのがEマガンのみなので他人形との差別化を考える必要はありません。
持ち物は迎撃ビットです。Eメルランと対面した際、ウルトラハイトーンを打たれたとしても黒いチョーカーを潰しながらAちぇんに繋ぐことができます。これによってEメルラン対面でディストーションボムを押す行為が合法化されました。交換読みで積み技や銀色の雨を撃たれたらボーナスタイム突入です。とはいえあくまで最終手段であり、Eれんこがいるなら素直にEれんこに引きます。
砕けることが仕事とはいえ闇技に対するクッションの役割は果たしてほしいので、耐久は振っています。
技構成は命中安定のディストーションボム、先制技のトリックスター、高威力の幻想ハルシネイション、起点回避用のアムネジアになります。幻想ハルシネイションは命中に不安がありますが、夢幻泡影では威力が足りないので仕方なく採用しています。アムネジアは起点回避だけでなく、Eれんこのステトラとも噛み合っており、我ながら良い技選択をしたと思いました。
選出率:2/5
Aちぇん

【配分】
C:振り切り
S:振り切り
【役割】
・受け崩し
・積みに対する切り返し
【詳細】
相手の迂闊な行動を咎められるので真っ当に強かったです。この人形の採用を決めた時点でDこころにおびえなくても良くなり、心地よい大会ライフを送れるようになりました。
基本的には半減・無効技に繰り出しますが、Eメルランの突貫ウルトラハイトーンは意外と余裕がない(乱数2発)ので、AちぇんのHPを残したい場合は速攻で倒すことを心掛けました。
火力が足りていないのでCに振り切り、ミラー意識で最速にしています。
持ち物は生命の符です。ここはしっくりきていないものの、無難に強かったのでまあ良いかという感じです。大盾は抜打orトリックスターorアクアソニックで落ちかねないので没になりました。
選出率:2/5
Pエリス

【配分】
A:振り切り
S:振り切り
【役割】
・壁対策
・高火力集弾アタッカー
・(軽い)受け崩し
【詳細】
壁対策が欲しかったので採用しました。ついでにポイズントラップも回収できます。
持ちものについてはぎりぎりまで悩み、最終的にはこだわりリングを採用しました。というのも、浸透戦術のPエリスが命中安定を求めると、一致技が毒矢(威力80)とナイトステップ(威力90)という少し火力面が不安な技になってしまいます。ブラフをかけて望遠で運用するか、火力不足or命中不安を受け入れるかを悩んでいたところ、大会3日前にこだわりリングで毒矢の火力を上げることを思いつきました。これによって火力と命中を両立できるだけでなく、汎用的な高火力集弾アタッカーとしても運用できるようになりました。
また、こだわりリングにしたことで、シャークトレードを自然に採用できました。受け回しに対してAちぇんを選出しない選択ができるようになったのも良き点。
ダークアローについては命中不安ではあるものの、Eれんこが無理してステトラを撒かなくてもよくなり、負担がかなり減るので、総合的にリターンが大きいと思い採用しました。
選出率:3/5
Eふと

【配分】
A:振り切り
S:振り切り
【役割】
・停止対策
・先発兼スイーパー
【詳細】
酒宴ドランカーやアムネジアサイクルを雑に止めながら先発兼スイーパーとしての起用です。S130族+チェンジリング+先制技+黒いチョーカーにより安定感が増し、ピンポイント停止対策枠に留まらなかった点が良かったと思います。
大会本番ではEれんこを選出しない時に2回とも初手に出し、チェンジリングで交代した後、死に出しから先制技で相手の人形を狩っていました。先発兼スイーパーという想定していた役割をきっちり果たしてくれて嬉しかったです。
選出率:2/5
対戦内容
相手のパーティを撮るのを忘れていました。一応覚えている範囲で言及はしようと思います。5戦分書くんですか...?
選出
自分:Eれんこ、Aちぇん、Pエリス
相手:Dさとり、Eせいらん、Eヤマメ
Eメルランを通すにはEヤマメが鬼門なので選出せず。代わりにAちぇんとPエリスを同時に選出し、Eヤマメに対して厚くしました。
初手でEれんことDさとりが対面したおかげで呪詛返しが消えたのは意外なメリットでした。その後、EれんことEせいらんの対面を2度作り、1回目はオフェンサートランス、2回目は神速エアレイドを固定して気持ち良くなっていました。神速エアレイドで技を固定した後、Aちぇんが積み、EせいらんとDさとり、Eヤマメを突破し勝利。Dさとりにブレソン1積みで突っ込んだが、水鏡があった場合が普通にやばかったです。
2回戦 VSぺったんさん
選出
自分:Eれんこ、Eメルラン、Pエリス
相手:Eけいね、Eナズーリン、Dルイズ
バイトラとステトラさえ撒けば、Eメルランを通せそうだったので、Eれんこと共に選出しました。Pエリスの選出理由はうろ覚えですが受け回し警戒だったと思います。
EけいねがEれんこの前でオーバードライブを連打したので、バイトラとステトラの展開後、死神の舞で退場し、A6段階下がったEけいねとEメルランを対面させることができました。後は予定通り、EメルランでEけいね、Eナズーリン、Dルイズを突破し勝利。
今思うと、Eけいねにダークスフィアがあった場合、逆に3タテをくらう選出になっていたのが反省点。PエリスのところをEふとにするべきだったと思います。
準々決勝 VSMeteorさん
選出
自分:Eふと、Aちぇん、Eマガン
相手:Eくるみ、Eメルラン、Eぬえ
相手のパーティにPフランがいたことからEれんこを選出せず先発をEふとにしました。また、DこころがいたのでAちぇんを控えさせ、2体のクッション用にEマガンを添えた選出になりました。
Eくるみが迎撃ビットを持っていたせいで、初手のチェンリンでチョーカーが消え、苦しい立ち回りを強いられました。その後、EマガンがEくるみを何やかんやで突破した後、Eメルランの音技で退場し、Aちぇんで切り返すという構築段階で想定していた動きになりました。
最終盤で、Eぬえに威風堂々を2回積まれた時とAちぇんの神速エアレイド3回で倒せなかった(HP1残しだったらしいです)時の計2回負けを覚悟しました。しかし、Eぬえが突貫だったため、Eふとの先制技で落として勝利。AちぇんのHPを満タンで残したおかげで飛翔乱舞ではなくダークアローを撃たせたのが、立ち回りとして良かったのかなと思いました。
ちなみに、MeteorさんのTwitter(新:X)によると「突貫じゃないとEぬえは火力が足りないんです。」とのこと。試運転の項で述べた通り、一時期Eぬえを使っていたので、「分かる~」となっていました。何なら突貫でも足りないまであります。
準決勝 VSすたっくさん
選出
自分:Eれんこ、Eメルラン、Pエリス
相手:Sりかこ、Sひじり、Eりんのすけ
ぺったんさん戦と同様に、バイトラとステトラさえ撒ければ、Eメルランを通せそうだったので、Eれんこと共に選出しました。最後の1体には、Eよりひめに対して集弾で攻めたかったこともあり、より火力の出るPエリスを選択しました。
初手はSりかこのステトラ読みでエンカレッジを選択していましたが、これは悪手でした。エンカレッジを押したところでステトラを撒かれる事実は変わりません。また、相手のパーティにEよりひめ、Sりかこ、Aはたて、Sひじりと素早さが高い人形が揃っていることを考えると初手でバイトラを撒きにいくのが正解でした。もっともコールドレインで停止を引いたので、何を押しても関係なかったのですが。こっちは技選択を待ってる間にプチ反省会までしたのに。
最速起きでバイトラを撒けたのは良かったのですが、既にSひじりが場に出ていたので、EれんことPエリスが捨命で轢かれていきました。Eメルランが捨命を避けたものの、SりかことEりんのすけに詰められて負け。Pエリスが避けていれば、ステトラ無しでもSひじりとSりかこをリング+ダークアローで落とせる上、Eりんのすけは構築記事を見る限りPエリスに打点がないのでワンチャンあったのですが。
せめて初手できちんとバイトラを押して、堂々と運負けを主張したかったです(?)。
3位決定戦 VSゆっくりルーミアさん
選出
自分:Eふと、Eマガン、Eメルラン
相手:Pみま、Dもみじ、Pしんき
PしんきとEげんげつがいる以上、Eれんこを出せるわけがないのでEふとが先発。幸いEメルランがバイトラ抜きでも高火力で殴れそうだったので選出し、引き先用にEマガンを持っていきました。
対戦内容としては、「これが5戦目だったために頭が回っていませんでした」の一言につきます。どれぐらい頭が回っていなかったかというと、PみまがEふとの上から殴ってきた際に、「めっちゃ痛いなガハハ」ぐらいにしか思っておらず、ベルトという発想自体が出てきませんでした。Pみまを倒せたので良かったです。
また、DもみじとEマガンの対面でも怪しい場面がありました。実対戦ではDもみじのBが下がっていたおかげで、Eマガンのトリックスター+Eふとのシャドウボムで倒すことができましたが、Bが下がっていない場合でも散兵の符をケアしてディストーションボムを押せたかというと自信がありません。
とはいえ、Dもみじを撃破し、最後はベルトPみま以外の人形の上を取れるEメルランが詰めて勝利。人形のパワーで押し切りました。
まとめ
3位入賞は素直に嬉しかったです。大会の告知から約1か月の間、環境とパーティを考える日々を送った甲斐がありました。他参加者の力感が分からなかったため、ガチっぽいパーティを組みましたが、次に似た形式の大会があれば変なやつからパーティを組み始めるのも良いかもしれませんね。Eりかとか、Pけいねとか、Dメリーとか。
大会を主催して下さったあまいろさん、企画して下さったじゃらみんさん、そして対戦して下さった皆さん、ありがとうございました。
おまけ

毒ダメージを受ける貴重なEマガン(リプレイより)